セルビア人とコソボ警察の衝突を受けてNATOが介入

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Dec 19, 2023

セルビア人とコソボ警察の衝突を受けてNATOが介入

I manifestanti serbi del Kosovo locali siedono a terra davanti alle truppe della NATO in Kosovo.

5月29日、ズベカンの町でNATOコソボ軍(KFOR)兵士の前で地面に座り込む地元コソボのセルビア人抗議者たち。

レポサヴィッチ:NATO平和維持軍は月曜日、選挙をボイコットしたセルビア人が多数派の地域でアルバニア系市長が就任したことに抗議するセルビア人を阻止するため、コソボの3つの市庁舎の周囲に警備非常線を張った。

町の一つズベカンでは、昨年セルビア人が全員辞任したため、職員全員がアルバニア人のみとなったコソボ州警察が、警備バリケードを突破して市街に押し入ろうとしたセルビア人の群衆を撃退するためにペッパーガスを散布した。建物だ、と目撃者は語った。

セルビアとの国境に近いレポサビッチでは、暴動対策装備を身につけた米国平和維持軍が市庁舎の周囲に有刺鉄線を設置し、近くに集まる数百人の怒れるセルビア人から市庁舎を守った。

その日遅く、デモ参加者らは近くに駐車していたレポサビッチ新市長の車に卵を投げつけた。

目撃者によると、NATO平和維持軍はまた、怒れる地元セルビア人から守るためにズビン・ポトクの市庁舎を封鎖した。

ベオグラードが支援するコソボ最大のセルビア人政党「セルビア人リスト」の副党首イーゴリ・シミッチ氏は、コソボのアルビン・クルティ首相が北部の緊張を煽っていると非難した。

シミック氏はズベカンで記者団に英語で「われわれは平和に関心がある。ここに住むアルバニア人は平和に関心があるが、混乱を起こしたいのは彼(クルティ氏)だけだ」と語った。

コソボ北部の多数派を占めるセルビア人は、2008年のセルビアからの独立宣言を一度も受け入れておらず、セルビアの抑圧的な支配に対するコソボのアルバニア人の蜂起から20年以上経った今でもベオグラードを首都とみている。

コソボ全体ではアルバニア系住民が人口の90%以上を占めているが、北部セルビア人は長年、地域内に自治自治体連合を創設するためのEU仲介による2013年の協定の履行を要求してきた。

セルビア人は4月の地方選挙への参加を拒否し、月曜日に事件は報告されなかった北ミトロヴィツァ市を含むセルビア人が多数を占める4つの自治体の市長選でアルバニア系候補者が3.5%の投票率で勝利した。

セルビア人らはコソボ政府に対し、アルバニア系市長を市庁舎から排除し、ベオグラードから資金提供を受けている地方行政が職務に戻ることを許可するよう要求している。

金曜日には市長4人のうち3人が警察に連行され、警察が石を投げつけたり、催涙ガスや放水で抗議活動参加者を解散させたりした。

コソボの独立を強く支持してきた米国とその同盟国は金曜日、国民の支持なしにセルビア人が多数を占める地域で市長を押し付けることは関係正常化に向けた努力を台無しにするとしてプリシュティナを非難した。

クルティ氏は、EU外交政策責任者との週末の電話会談後にツイートし、プリシュティナ氏の立場を擁護し、「選出された市長はすべての国民にサービスを提供すると強調した」と述べた。 セルビアのイビツァ・ダチッチ外相はRTS国営テレビに対し、「セルビア人が多数を占める自治体にセルビア人によって選出されていない市長を置くことは不可能」と語った。

ジェフリー・ホベニア駐コソボ米国大使は月曜日、ビジョサ・オスマニ大統領および新市長2人と会談し、その後記者団に「暴力の可能性と緊張緩和の必要性についての懸念を共有した」と語った。

2023 年 5 月 30 日の夜明けに掲載

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